かんげき日記

舞台や映画を見ます。劇団四季が多め。

ライオンキング - 四季劇場春

1月28日、マチネでライオンキングを見てきました。

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■キャスト

 ラフィキ:遠藤珠生/ムファサ:平山信二/ザズ:明戸信吾/スカー:本城裕二/ヤングシンバ:大東リッキー/ヤングナラ:林英美衣/シェンジ:川良美由紀/バンザイ:小原哲夫/エド:金本泰潤/ティモン:大塚道人/プンバァ:深見正博/シンバ:永田俊樹/ナラ:町 真理子

【男性アンサンブル】
前田貞一朗/南 晶人/菊地智弘/飯泉佳一/安斎恵太/伊藤綾祐/頼 雅春/塩山 力/沢樹陽聖/二村誠俊/鈴木智之/鎌滝健太/山本 道

【女性アンサンブル】
大岡 紋/海宝あかね/有村弥希子/森田江里佳/比留間利奈/山田志保/あべゆき/岩本有花/若松小百合/原田麦子/沙耶/井藤湊香/吉田千那津

 

 

3年ぶりくらいに見たけれど、記憶の5倍くらい面白かったです。なんなら冒頭のサークルオブライフで泣きました。

 

暗転からパッと照明がつくと、舞台上には大きな太陽が昇っていて、ラフィキが歌いだす。

客席の下手と上手のレイヨウが、会話をするように声を上げる。

舞台上では鳥やガゼルが行き交い、気付けばすぐ横の通路にチーターやゾウがいて、みんな舞台上へ集まっていく。

その中心には、プライドランドの王ムファサが生まれたばかりのシンバを従えていて、すべての動物はひれ伏して敬意を示す……。

 

今思えば、音楽や俳優の演技など全てが作用して、舞台上に「あふれる生命力」を体現しているのを感じたのかもしれません。

これぞ、ザ・ライオンキングと思った瞬間。

 

 

 その後は2時間50分があっという間。

それぞれ1時間以上ある1幕と2幕よりも、ひとりで過ごす幕間20分の休憩時間の方が長く感じます。

 

ザズのパペットが表情豊かすぎて操作方法が気になったり、

ムファサの包容力にうっとりして泣いたり、

スカーは悪役だけど憎めないけどやっぱり嫌なやつだったり、

かっこいいハイエナダンスに見とれたり、

プンバァの優しさに癒されたり、

子シンバからシンバへの成長に感動したり、

ティモンの見事なフリオチに笑ったり、

お茶目だけど意味深長なことを言うラフィキにハッとしたり、

祖国とシンバを思うナラの歌に心打たれたり、

シンバとスカーの対決にハラハラしたり、

それはそれは盛りだくさん。

 

 

そんななかで、今回すごく印象的だったのは、動物の造形と植物の表現でした。

ガゼルの群れは手押し車、鳥はカイト、ゾウは足1本に役者1人ずつ入っているし、キリンは首の根元に役者の顔があって手足は竹馬、などなど。

発想力がとんでもない。加えて、それを力強くしなやかに、体いっぱい演じている俳優たちの表現力もすごい。

俳優が演じるのは動物だけじゃなくて、植物もとても大事な役回り。サバンナで草原(=草役の俳優たち)が奈落から横一列にせりあがってくるのはすごい迫力だし、風に揺れる表現や、登場人物の場所の転換の表現も巧みだなあと思います。ジャングルの草はチャーミングで、もはやあの場面の主役だと思う。

 

 

そういえば舞台好きの元直属の上司が、ハクナマタタで子シンバから青年シンバになる場面で、休憩中に立てなくなるくらい号泣したそうで。

というのも、彼は地元に奥さんと生まれて間もないお子さんを残して単身赴任しており、「親がいなくてもこんなに立派に育つのか」と思ったら、もう止められなかったとのこと。

なるほどなあとそういう目で見てみたものの、泣くには至りませんでした。実感あるわけないものな。

どんな作品でもそうだけど、見る人の置かれた状況やその日の気分で見え方が変わるのも、観劇の醍醐味ですね。

 

 

 ライオンキングって子供向けでしょ、と敬遠している方もいると思います。正直なところ、私もそうでした。

でも日本で継続して18年間もロングランしている経歴は伊達ではなくて、「サークルオブライフ」という大きなテーマのもとに作りこまれたセットや衣裳、テンポよく進むストーリーは圧巻で、エルトン・ジョンの熱い音楽には体が喜ぶのを感じます。

とにかく、よくできているのは間違いない。

 

未見の方は人生経験のひとつとして、機会を作ってでも見てみたらいいのになと思います。

騙されたと思って、是非。(騙されたらごめんなさい。)

 

 

なんだか劇団四季のまわし者みたいになってしまいました……。

本当は火曜日にアップしたかったんですが、どんな風に書いていくべきかなあと考えていたら、もう木曜日。

今後はもうちょっと頑張ります。