かんげき日記

舞台や映画を見ます。劇団四季が多め。

アラジン-四季劇場[海]

1月28日、ソワレで『アラジン』を見てきました。

■キャスト

ジーニー:瀧山久志/アラジン:北村 優/ジャスミン:三井莉穂/ジャファー:牧野公昭/イアーゴ:酒井良太/カシーム:西尾健治/オマール:町田兼一/バブカック:白瀬英典/王(サルタン):増田守人

【男性アンサンブル】
蔦木竜堂/田中宣宗/熊川剣一/中村 巌/深堀拓也/清川晶/水原俊/二橋 純/山下純輝/永野亮比己/渡久山 慶/廣野圭亮

【女性アンサンブル】
 小幡朱里/白川萌花/濱田恵里子/村上今日子/加藤久美子/相原萌/柏谷巴絵


2回めです。
『アラジン』はなかなかチケット取りにくいのですが、幸運にもチケットが取れまして。
今回の観劇旅行は完全にこれきっかけです。

個人的な注目ポイントは、"ジーニー"と"魔法の絨毯"と"友情"です。順に説明します。



ジーニー

舞台版は青くありません。

見どころはたくさんあるものの、ジーニーの魅力 =『アラジン』の魅力、と言っても過言ではないと思います。

これがねえ、魅力的なんです。


一番の見せ場はなんと言っても"理想の相棒 フレンド・ライク・ミー"。

約8分間も歌い踊るビッグナンバーで、構成はジャズダンス・マジック→ラテンダンス→ディズニーの名曲を熱唱→タップダンスという盛りだくさん具合(ヒルナンデス情報)。

気付いたら人も物も舞台上にどんどん増えているし、めまぐるしく場面も変わるし、花火もバンバン吹き出すド派手なナンバーです。否応なしに観客のテンションも上がります。

名曲熱唱では、美女と野獣やらリトルマーメイドやらポカホンタスやらをメドレー的にいい声で歌ってくれます。私もアンサンブルみたいに「ヒュー!」「ブラボー!」って声かけたい。

そういえば、曲の冒頭でジーニーが「ビビデバビデブー」ってコールしたら、「ビビデバビデブー!」って元気にレスポンスしましょうね。
観客参加大事です、声出していきましょう。


他にも、3つめのお願いの場面は映画以上に胸がギュッとします。


今回も瀧山さんのジーニーが見られましたが、最高でした。
元オペラ歌手という抜群の歌唱力といい声に圧倒されるし、セリフ回しの間合いも絶妙。
正直、瀧山さん以外のジーニーは想像がつきません。はー、好き。



魔法の絨毯

アニメと違って人格は無く、完全に「絨毯」です。

美女と野獣』だと絨毯(というかドアマット)も人が演じていて、アクロバティックなダンスを披露してます。
ドアマットは元々人間だし、魔法の絨毯は人を乗せて空を飛ばなきゃいけないから、この違いは当然か。

『アラジン』は「ジーニー」というスペシャルな存在以外は、現実的なキャラクター構成になってますね。後述しますが、サルのアブーもオウムのイアーゴも人に置き換わってます。


話を戻して、魔法の絨毯は本当に空を飛びます。同一線上だけじゃなく、舞台上を縦横無尽にくるくる飛びます。
ワイヤーなんてもちろん見えないし、あれ本当にどうなってるのかな……。

初めて見たときは絨毯の仕組みばかり気にしてしまって、せっかくの"ア・ホール・ニュー・ワールド"のデュエットはほとんど聞いていませんでした。
「飛んでる!」と思ったら深追いせず、ちゃんと歌を聴いてたほうが楽しいと思います。
ちなみにクライマックスで宇宙にまで飛び立つんですけど、演出とはいえ、そこまでは飛ばないよね。


『アラジン』は空飛ぶ絨毯以外も舞台セットが派手で楽しいです。

アラジンがパンを盗んで街中を逃げ回るときに建物がニョキニョキするところが好き。魔法の洞窟の金ピカな感じが豪華。王宮のアラベスクが美しい。

加えて、全体的に原色がバシバシ効いています。鮮やかでキレイだけど目がチカチカして、ヘタすると酔う人いるんじゃないかしら。

オーバーチュアで幕にライトが当たると、オレンジが青へ、赤へ、紫へ、とどんどん色がかわって、幕の元の色は何色だったっけ?と迷子になってくるんですが、あれは何色なんでしょうか。誰か教えてください。



友情

アラジンとジーニーの友情はもちろん見どころだけど、それだけではありません。アラジンには町にもお友達がいます。

先ほどもちらっと触れましたが、アラジンのお友達はサルのアブーから、カシーム、オマール、バブカックという3人の人間に置き換えられています。

硬派で無愛想だけど、情に熱いリーダーのカシーム。
心優しくちょっぴり弱虫だけど、ここぞという時には力を発揮するオマール。
食いしん坊で、聞き間違い(放っておけ→ホットケーキって言った?のような)が多いけど、決断力があるバブカック。

このトリオ+アラジンはみんな仲間思いで、いい味出してます。

3人が、城の地下牢に閉じ込められたアラジンを助けに行くときのナンバー"危険な冒険"は最高に楽しくて、全編通して一番好きです。
城に向かうときの無駄なスローモーションや、城で衛兵と闘うときの雑なチャンバラにはぜひご注目いただきたい。

彼らは本当に「死ぬまで仲間」してくれそうだなあ、と思います。してくれたらいいなあ。


ちなみに、ジャファーの腰巾着のイアーゴも、オウムから人間になっています(割とオウムっぽいけど…)。茶々を入れつつ、ジャファーと息の合ったかけあいを見せてくれます。
今回このイアーゴの表情や演技がとても楽しかったなあ。

一瞬ヴァイオリンを弾く(振りをする)んですが、火10ドラマ"カルテット"の松田龍平さんよりそれっぽかったので書き添えておきます。




長くなってしまいました。。
写真も無いし読むの大変ですね。

が、主役に全然触れなかったので最後に少しだけ。


主人公アラジンは頭のよく回るいい奴。
演じる北村くんは人懐こい笑顔が爽やかな青年で、街のお姉さんの「つい助けちゃうのよ」がよくわかります。

ヒロインのジャスミンは知的で美しいし、動くたびに巻き髪がぴょんぴょん揺れるのがかわいくて好き。
三井さんのジャスミンはちょっと可愛らしすぎる(主に口元)のと、高音出てるけど喉閉まってるな〜という印象でした。



『アラジン』は今までの四季にないくらい"ザ・エンターテイメント"な作品だと思います。
仕事帰りにサラッと見て「あー楽しかった」って言って帰りたい。


なんだか東京ディズニーシー行って、アラビアンコーストでカレーの香りを感じたくなってきました。
誰か一緒に行きましょう。